【コラム】経理職における「上場企業」と「非上場企業」のキャリアの違い①

「上場企業と非上場企業の違いって何だろう?」と考えたことありませんでしょうか?

または転職先を検討する際に「上場企業が上位、とよく言うけれど本当なんだろうか?」と思ったことがありませんか?

営業職など現場的役割を担っているポジションの方はあまり意識されないことも多くありますが、管理部門・バックオフィスの方や、特に経理職の方にとって上場企業と非上場企業では業務内容から大きく異なってきます。

転職を検討する際にこの「上場企業と非上場企業の違い」についてぜひ参考にしていただきたいと思います。

<上場企業について>

上場企業とは、証券取引所にて株式を公開している企業を指します。

23年8月31日現在で上場企業は3,901社あり、これは国内にある企業での上場企業割合は0.09%と非常に少ない稀少な存在と言えると思います。

上場企業は証券取引所にて株式を公開しているため、「会社の知名度が高い点」や「資金調達がしやすい点」、そして「社会的信用度が高い点」がメリットと言えると思います。

経理職としての「上場企業と非上場企業」との大きな違いは、会計基準に則った決算と開示義務がある点です。

株主や投資家等に説明するための財務状況報告に力を入れている点、そして会計基準に基づいた決算と開示の義務がある点かと思います。

「決算短信の作成・発表」

「四半期報告書・有価証券報告書の作成」

「内部統制報告書」の作成

「監査対応」

これらの業務は上場企業特有の業務経験であり、専門性が高く、また経験内容として「稀少価値」が生まれます。

上場企業での経理職募集で上記「 」の業務内容はよく目にしますが、やはり優先順位として「上場企業の経理実務経験者」を求める企業がほとんどですし、経理職としても「上場企業未経験者」が入社するのはとても高いハードルがあります。

※続きは、次回のコラムにて掲載いたします!

目次