こんにちは。今回コラムを担当させていただきます小林と申します。
経理職の転職で有利になることもあり、人気資格である「日商簿記」。
現在ではどちらもネットで受験が可能なのはご存知ですか?
従来は統一試験と呼ばれるペーパー形式のみでしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で日商簿記の2級と3級のみ、2020年12月よりネット試験が開始されました。
※なお、2023年4月より東京商工会議所だけ、統一試験が廃止となりネット試験のみとなりました。他の地域は「ネット試験」「統一試験」のどちらも実施しています。
今後他の地域でも統一試験が廃止となる可能性もありますので、受験される際はご自身でご確認をお願いいたします。
今回はネット試験のメリット・デメリットをご紹介いたします。
東京商工会議所以外の地域の方で統一試験とネット試験のどちらで受験するか迷った時に是非参考にしてみてください!
◇メリット◇
・テストセンターが空いている日・時間帯の中でいつでも受験が可能!
(統一試験の場合は年に3回しか開催されません)
・全国のテストセンターで受験が可能なので、統一試験よりも会場数が多い。
・即時に合否がわかる。(統一試験の場合は合否判定が出るまでに2~3週間かかります)
◇デメリット◇
・問題に直接書き込みができない。ネット試験ではボールペンと計算用紙(2枚程度)を渡され、パソコンの画面を見ながら必要な情報を書き写して計算する必要があるため、回答を出すまでに少し時間がかかってしまう恐れがある。
・回答をパソコンへ入力するため、パソコン操作に慣れていない場合は、筆記試験よりも手間がかかる可能性がある。
筆記試験、ネット試験どちらもメリット・デメリットがありますが、どちらも経験した私はネット試験をお勧めします!
そのお勧め理由の一つはアクセス時間です。
私の場合、統一試験の会場は電車を乗り継いでいかなければならない距離で、テストセンターは自宅から徒歩圏内にあり、会場までのアクセスが非常に楽でした。出発時間が遅い分直前まで簿記の勉強ができたことが良かったです。
仕事帰りに職場の近くで受験するといったことも可能になります。
さらに、即時に合否がわかるのも助かりました。不合格だったとしてもその日中に再試験の申し込みをしてすぐに勉強を再開することができます。
最短で合格したい&効率的に学習を進めたいという方にはネット試験がピッタリだと思います!